2016年08月07日
アバター製作(86)
アバターのスキンの下腹部のテクスチャーに少しアクセントを付けてみました。上の画像は修正前で、下が修正後です。
体の影になる部分なので、このように少し暗くなるのが正しいのですが、それだけでなくて質感をより本物のボディに近づけてみました。 人間の皮膚は場所によって色が違うということは誰でも知っていますね。それは皮膚の厚みの差であったり、日焼けの程度の差であったり、衣服との摩擦などによる色素の沈着の差であったりします。もっと言うと皮膚の下の脂肪の分子式だって場所によって違うのです。
肌理(きめ)、つまり細胞の並んでいる方向によっても光の反射は異なってきます。場所により赤、紫、緑、青、黄といったさまざまな色調がうっすらと乗ってきます。ベースの肌が色白であればそれが良く分かりますが、色黒だとほとんど分かりません。これに産毛や血管、襞、皺を加えて表現すると段々に本物に近づいてきます。
今回は対象箇所が狭かったのでサッと作れましたが、腹部は難しい部位で念入りにつくると何日かかかるところですね。リアルさでは2枚目ですが、私は1枚目のバランスのよさの方が好みです。
Posted by Sophiee Winkler at 00:42│Comments(0)
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